[スノーピアサー] (英語題: Snowpiercer)
2014年7月1日、地球温暖化を防ぐため化学薬品が撒かれ、その結果、地球は新たな氷河期に突入した。それから17年が経った2031年。地球上を走る列車「スノーピアサー」が、生き残った人類にとって残された唯一の生存場所だった。最後の人類を乗せたこの「ノアの箱舟」の先頭車両は上流階級が支配し、後方列車の乗客は奴隷のような扱いを受けていた。
(hullより引用)
2014年 (127分)
キャスト
監督
- ポン・ジュノ
スノーピアサー - Wikipedia
つまらない映画とまあまあ観れる映画の間のギリギリを行く作品。
序盤はすぐに悪いイメージが頭に浮かびました。
某[借りぐらしのアリエッティ]のように、
ある世界観の中の一部の話で。
このままアリエッティのように世界観を生かせず本当に
その1コマだけの,小さな小さな一部のお話になってしまうのかと思いました。
また
「は?」
となってしまうのでは><と疑いました。
でもギリギリそうはならなかった^^
「ほっ」少し安心
時間を無駄にせずに済んだ(^^♪
もしこのまま吾郎作品のようになるなら、きっと
「生きろ!!」
と急に言い出すようなしまつ
命を大切にしている女の子に、自暴自棄気味な男が
いきなり、唐突に、ストーリーの流れとは関係なく
「生きろ!!」(父親から私が受け継ぎました、どうも吾郎です)
矛盾しているとかそういうレベルではなく
急に
「生きろ!!」と言われたら
「は?」
である。
「生きろ!!」 「はあっ?!!」
そんなイメージがよぎった
[スノーピアーサー]であるがギリギリなんとかクソ映画にならずに済んだようだ。
改善してほしい点
それにしても前半はもっと短くまとめて後半に時間を割いてほしかったな。
ラスト部分にしっかりと人類が生き残るとはどういうことか?
という問題定義をしっかりしてほしかった。
ここからネタバレを含みます。
中盤からだんだんと列車にも変化が出てきたことはよかったと思います。
少しずつ何かをクリアしていきRPGのように進んで行くストーリーって好きなんですよ♪
特にゾンビ映画にあるような、大型ショッピングモールで限られた資源でやりくりしながら状況を良くしていく。
そういうの大好きですw
といっても今回の作品ではほんの少し個人的に好きなことがあっただけでたいした展開はありません。
ここでもギリギリを攻めてますよね。
ラストで失速してしまったことが敗因!
ギリギリではなくラストはアウトです。
でもこの問題定義は嫌いじゃありません、
もう少し時間をかけて展開を変えればまだましだったでしょう。
- 人類存続の為の秩序、それは弱肉強食でもあり自然淘汰のコントロール
- 存続の正義、それは倫理や人権に及ばない
- 悪ではなかった、未来へと繋げる行為
- 私利私欲、それは後列車両の住人であり人類
- 生き残ることとは、はたして?
こんな素晴らしいキーワードがあったのになんであんな安っぽいストーリーにしてしまったのでしょうか、残念です。
主人公がリーダーになる展開がよかった。
留まる主人公と外の世界へと歩み出す2人。
主人公は未来へと秩序の輪廻を守り、
2人はそれでも外へ強い希望を持たずにはいられない人類を表す。
そんな展開を望みました。
残念ながらラストは失速、ギリギリを攻めているスノーピアーサー
は良い作品とはいえないでしょう。
個人的には好きな部分もあったので時間の無駄にはギリギリならなかったです。
この作品では主演より
ソン・ガンホが光ってました、こういう俳優さん好きです。
たまに見かけます、それにしても韓国の俳優さんは演技力が相変わらず高い。
気になること
- 外のあの7人の中に女の子の両親がいるのか?
- なぜ17年も1人になることが難しい状況の中で、主人公に気づかれずに、車両の先頭と後方で会話ができたのか?
- そもそも反乱するほどの理由は?仕組まれたにしては弱い
- 女大統領はいい感じにキモかったww
- 車両の大きさが映画にしては小さすぎて全体的に迫力に欠けた
- 極寒の高速移動は理にかなっていない、それぞれの所領の暖房設備は?
- etc・・・
最後に評価
映画スノーピアーサーは
評価2.7/5.0
です。
それでは今回はこの辺で